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3/22 愛媛県立川之江高校と香川県立高瀬高校の生徒さんが来訪されました

 

 3月22日(水)、当センターに愛媛県立川之江高校と香川県立高瀬高校の生徒が来所され、抄紙と分析実験を体験してもらいました。これは、当コースの活動や紙産業について知ってもらうことで高校生の進路選択の幅を広げるとともに、高校での学習内容と大学での学習・研究に関わりがあることを実感し、学習意欲を高めることを目的としています。

 

紙抄き体験

 

●紙抄き体験・紙質評価試験では、

 

 初めに、紙の原料となる木材パルプ繊維の取り出し方や、樹種による紙の物性の違いについて簡単な講義を行った後、研究用の抄紙機を使って紙抄きを行いました。さらに、紙の引張強度や破裂強度等を測定し、紙に用いられている材料と強度との関係について解説しました。紙にも様々な特性が求められ、パルプの種類や前処理(叩解:繊維をほぐす作業)、少量の薬剤添加によって紙の性質をコントロールできることを知り、とても驚いた様子でした。

 

紙質評価試験(破裂強度測定)

 

 

顕微鏡観察

(マイクロスコープ)

 

●顕微鏡観察では、

 

 続いて、電子顕微鏡やマイクロスコープを使用して、パルプ繊維やティッシュ、新聞や宅急便伝票等の紙製品、毛髪や植物の葉などの観察も行いました。普段、見慣れている身近な材料の真の姿を見て、楽しそうに観察している様子が印象的でした。

(電子顕微鏡)

 今回の体験を機に、1人でも多くの生徒さんが紙や大学での学び、研究に興味を持ってくれると嬉しいです!

 

授業風景

 

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