7/14 伊藤 弘和准教授が新宮小・中学校で出張講義を行いました
7月14日(木)、四国中央市立新宮小・中学校にて愛媛大学の出前講座が開催されました。新宮小・中学校の中学1年生7名を対象に、伊藤 弘和准教授が『プラスチックってどんなもの?』と題して授業を行いました。
加工しやすく耐久性が高いこと等で知られるプラスチックですが、地球温暖化や海洋ごみの問題等から紙製品への代替が進められています。そこで授業ではプラスチックとは一体どのようなものなのか生徒のみなさんに知っていただきました。
プラスチックには様々な種類や性質があることを、実際にポリエチレンやポリプロピレン等のシートに触ってもらいながら学んでいただきました。また、プラスチックには熱を加えると軟らかくなり冷えると再び固くなる性質(熱可塑性)を持つものがあることを紹介し、実際に真空成型機を使ってカップを成型する実験を行いました。他にも、固さの異なるウレタンフォームを作る実験や、リモネンで発泡スチロールを溶かす実験を行いました。生徒のみなさんは様々な性質を示すプラスチックに見入っていました。
授業を通じて、プラスチックは我々の生活には欠かすことのできない重要な素材であることを伝えると共に、現在起きている環境問題を考える際に、プラスチック自体が決して悪いわけではなく適切に処分したり『リデュース・リユース・リサイクル』を行ったりすることが重要であることを説明しました。そして、プラスチックの問題だけでなく世の中の様々な事柄について、正しく理解し自身で考えるようにしてほしいとメッセージを送りました。
授業の様子 真空成型機でカップを作る実験の様子
ウレタンの固さの違いを体感する生徒 発泡スチロールを溶かす実験の様子