7/2 潟岡陽特定研究員が新宮小・中学校で出張講義を行いました
令和8年7月2日(木)、四国中央市立新宮小・中学校で、愛媛大学の出前講座が開催されました。新宮小・中学校の中学1年生11名を対象に、潟岡陽特定研究員が『プラスチックってどんなもの?』と題して授業を行いました。
私たちの身の回りでは、飲食店のストローをはじめ、プラスチック製品から紙製品への切り替えが進んでいます。紙の原料となる木材は、伐採後も再び育てることができることから、環境に優しい「循環資源」として注目されています。今回の授業では、紙への代替が進む中でも、世の中を支える重要な材料として広く利用されるプラスチックの特徴や性質について学びました。
授業では、プラスチックが日用品や電子機器、自動車、医療分野など幅広い用途で利用されていることを紹介するとともに、「熱可塑性プラスチック」と「熱硬化性プラスチック」の二つに大別されることを説明しました。
プラスチックはモノマーと呼ばれる小さな分子が結合してできており、その種類や組み合わせ、構造によって性能や性質が変化することを学びました。身近な例として、マットレスやマスクなどに使用されるポリウレタンを取り上げ、同じ材料でも用途に応じて硬さや柔らかさを変えられることを伝えました。
また、生徒たちは2種類のプラスチック原料となる液体を混ぜ合わせる実験を行い、ウレタンフォームが生成される様子を観察しました。完成したウレタンフォームに触れながら、材料や作り方によって硬さや触り心地が変わることを実感していました。
次に、海洋ごみやポイ捨ての問題を例に、プラスチックそのものが悪いのではなく、適切な使用や分別、リサイクルが重要であることについても説明しました。さらに、発泡スチロールを溶かして体積を小さくする実験を通して、保管や運搬を効率的に行うための工夫について学びました。
授業の締めくくりに、潟岡特定研究員から子どもたちへ「プラスチックは私たちの生活を支える身近で便利な材料であり、その特性を正しく理解した上で、分別やリサイクルを意識しながら上手に活用してほしい」とのメッセージが送られました。
授業の様子
発砲スチロールを溶かす実験
ウレタンフォームの合成実験
ウレタンの固さの違いを体感する生徒
