6/25 深堀秀史准教授が新宮小・中学校で出張講義を行いました
6月25日(木)、四国中央市立新宮小・中学校にて愛媛大学の出前講座が開催されました。新宮小・中学校の中学3年生9名を対象に、深堀秀史准教授が『働く紙作りにチャレンジしよう!』と題して授業を行いました。
生徒たちは、紙がどのように作られ、身近な製品に活用される技術について、実験を交えながら学びました。
授業ではまず、顕微鏡で撮影した写真を用いて紙の構造を観察しました。紙は細長い繊維が複雑に絡み合ってできており、その繊維は木材を構成する植物の細胞に由来することが紹介されました。また、和紙の原料であるミツマタを実際に手でほぐし、繊維に分かれていく様子を観察することで、紙が繊維の集合体であることを体感しました。
その後、水に分散した繊維をシート状に抄いて紙を作る実験を行いました。ここでは、紙づくりに大量の水が必要なことや、四国中央市の紙産業が豊富な水資源に支えられていることについて学びました。
後半は、紙にさまざまな機能を持たせる技術について体験しました。トイレットペーパーやティッシュペーパーを水に入れて性質の違いを比較したほか、水をはじく紙の実験を行い、紙の性能が工夫されていることを学びました。さらに、領収書や宅配伝票などに使われる感圧紙の仕組みを学び、圧力によって文字が写る理由についても確認しました。
最後には、マイクロカプセルを応用した実験も行われました。粒状のカプセル作りを通して、紙には繊維だけでなく様々な材料や技術が活用されていることを学びました。
生徒たちは、普段何気なく使っている紙の中に多くの科学や技術が詰まっていることに驚きながら、実験へ取り組んでいました。授業の締めくくりに、深堀准教授から子どもたちへ「大切なのはアイデアと工夫。皆さんの柔軟な発想で、未来の紙を生み出してほしい」と期待を寄せました。
授業の様子
木材の繊維の観察
撥水効果実験
ノーカーボン紙の体験
