7/4 土居高等学校の1年生の皆様が来訪されました。
令和7年7月4日(金)、愛媛県立土居高等学校の1年生27名が愛媛大学紙産業イノベーションセンター及び愛媛県紙産業技術センターに来訪し、紙漉き体験・プラスチック成型体験・技術センター実験棟見学を行いました。
午前は深堀准教授が、紙の製造方法や機能について説明を行いました。紙の原料となる木片にも触れてもらうと、「メンマ」や「さきいか」に似ているといったような思い思いの感想が挙がり、実際に、その木片を用いて紙を抄造すると、驚きの声が上がったり完成した紙を嗅いでみたりと、大変興味深い様子で授業を受けていました。また、ただ木片を砕いて抄造した紙は水の中では分解することに対して、接着剤を添加することで簡単に分解しない機能を搭載できることを実演し、紙に多用な機能を持たせることで、私達の生活を支えていることを説明しました。
午後からは、以下の3つの体験をしていただきました。
〇紙抄き体験
深堀 秀史 准教授が、生徒の皆様に、原料から紙が抄造されるまでをレクチャーし、皆様にも実際に紙の抄造を行ってもらいました。熱源やプレス機等の扱いに注意を払いながら、小型の抄紙機で紙抄きを体験してもらい、うまくできた際には喜びを見せるなど楽しみながら取り組んでいました。さらに、紙パルプに乳脂肪分を混ぜることにより、水をはじく機能を持った紙の抄造を実演すると、皆様、同じような紙でも違う機能を持つ紙に驚きを見せていました。
〇プラスチック成型体験
潟岡 陽 特定研究員指導のもと、学生の皆様に、愛媛大学のマスコットキャラクターである「えみか」を模したプラスチックメダル成形を体験してもらいました。弊センターでは、紙素材の研究にとどまらず、プラスチックについても研究を行い、プラスチックの利便性と紙素材の環境性能の両立を目指しています。その一環で、プラスチックとはどういう素材なのか、プラスチック製品はどのように製造されるのかを学んでいただくことを目的に実施しました。プラスチック製品の成型方法は多岐にわたりますが、今回は射出成型という手法を用いて、ポリプロピレンでメダルを製造しました。身近にあるプラスチック製品ですが、皆様、実際に製造されている様子を見たことは初めてであり、興味をもって体験に取り組んでいました。
〇愛媛県紙産業技術センター実験棟見学
愛媛県紙産業技術センター主任研究員 藤本 真人 氏より、同センター実験棟の案内をしていただきました。抄紙機や不織布製造装置、塗工機等、実製造に近い形で紙を抄造できる機器類に生徒の皆様は目を輝かせていました。また、企業等からの要望を受け、紙製品の試作を担っていることを説明していただきました。

紙についての講義の様子 紙漉き体験の様子

プラスチック成型体験の様子 実験棟見学の様子
