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7/15 新宮小・中学校の中学1年生の皆さんが来訪されました

 令和8年7月15日(水)、四国中央市立新宮小・中学校の中学1年生11名が紙産業イノベーションセンターに来訪し、伊藤弘和副センター長と潟岡陽特定研究員による課外授業が行われました。授業では「地域紙産業の新しい取り組み」と題して、四国中央市の基幹産業である紙産業や、紙を原料とした新しい材料・技術について学びながら、実際にものづくりを体験する授業を行いました。

 授業ではまず、紙の原料である木やパルプについて説明がありました。生徒たちは、木材からどのように紙が作られるのかを学ぶとともに、パルプに実際に触れたり、顕微鏡で紙の繊維を観察しました。普段何気なく使っている紙が細かな繊維の集まりでできていることを知り、紙の成り立ちへの理解を深めました。

 続いて、愛媛大学が研究を進める複合材料「グリーンコンポジット」について学びました。これは、プラスチックの一部を植物由来のパルプに置き換えた材料で、プラスチック使用量を減らせるだけでなく、製品をより強くできる特徴があります。プラスチックと木の粉を配合したウッドプラスチック製品の見た目や手触りを確かめながら、その特徴を体感しました。

 実験では、真空成形や射出成形に挑戦しました。真空成形では、自分たちで描いたイラストを立体化し、熱によって柔らかくなったプラスチックが成形される様子を観察しました。また、射出成形では実際に成形機を操作しながら、身近な製品が作られる仕組みを学びました。完成した作品を友人同士で見せ合うなど、生徒たちはものづくりの楽しさを体感していました。

 さらに、パルプとプラスチックを混ぜ合わせる実験装置も見学しました。新しい材料ができていく様子を間近で観察しながら、生徒たちは大学の研究が地域のものづくりにつながっていることへの理解を深めました。

 授業の後半では、プラスチックごみや地球温暖化などの環境問題についても学びました。プラスチックそのものが悪いのではなく、適切に分別し、リサイクルしながら活用することの大切さを説明し、生徒たちは身近な環境問題と紙の技術との関わりについて考える良い機会となりました。

 授業の締めくくりに、伊藤副センター長から「紙のまち四国中央市では、紙を原料とした新しい技術が次々と生まれています。今日の学びをきっかけに、身近な紙や科学への興味をさらに深めてほしい」とメッセージが送られました。

 

授業の様子

真空成型に挑戦する生徒たち

見て・触れて学ぶグリーンコンポジット

パルプとプラスチックを混ぜ合わせる実験装置を見学

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