令和5年9月21日（木）、22日（金）に社会共創学部の1年生25名が産業技術調査で四国中央市を訪れました。産業技術調査では、将来の地域産業を担う人材の育成のため、大学での座学に加えて、南予の水産業、東予の紙産業、中予のものづくりの現地調査を行うことで、産業の現状や今後の学生生活で身に付けるべき知識や素養について学んでいます。
　四国中央市での産業技術調査は1泊2日で行われ、まちの様子や成り立ちの他に、公設試験場・大学への訪問を通じて紙の製造・分析方法や研究開発について学びました。

 

○市街地の調査・愛媛県紙産業技術センターの見学
　具定展望台から市街地の様子を観察するとともに、市内の臨海工場地域を見学し、道路や港湾整備の重要性や四国中央市の紙産業の特徴について学びました。また、愛媛県紙産業技術センターの見学を通じて、行政による産業支援に対する理解を深めました。

 

○抄紙・分析実習
　シートマシン抄紙装置を用いた抄紙実習、電子顕微鏡や光学顕微鏡を使用した分析実習を通して、紙の製造工程や分析方法、紙質評価について学習しました。顕微鏡による紙の表面やパルプ繊維を観察することで、紙面の凹凸やパルプ繊維の毛羽立ち（フィブリル化）への知見を広めました。

 

○川之江ロータリークラブとの交流会
　川之江ふれあい交流センターで川之江ロータリークラブの会員の皆様との交流会を開催しました。交流会には紙関連企業だけではなく、金融や建設業などの経営者や役員の方々に参加いただき、社会人基礎力・マナー、大学生のうちに取り組んでおくと良いことなど、貴重なお話をしていただきました。

 

○研究紹介と上級生との交流会
　紙産業イノベーションセンターにて学部4年生が卒業研究で取り組んでいる内容について、4年生から1年生へ紹介しました。また、学部3年生も交えた交流会を開催しました。学生間交流を行うことで、今後の学生生活の取り組みについての視野を広げました。

 

 

　　　　　愛媛県紙産業技術センターの施設見学　　　　　　　　 　　　　　分析実習

 

　　　　　川之江ロータリークラブとの交流会　　　　　　　　　　 　　　　学生交流会