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10/29 紙産業イノベーションセンター第9回シンポジウムを開催しました

 令和6年10月29日(火)、紙産業イノベーションセンター第9回シンポジウムを開催しました。
 このシンポジウムは、紙産業に関連する最新情報の発信、並びに当センターの活動や研究成果の報告を目的としてセンターが開設された2014年から開催されています。
 シンポジウムには約170名、懇親会には約70名の方々にご参加いただきました。ご参加いただきました多くの方々と、講演に対する質疑応答や懇親会での意見交換等を行うことができ、大変盛況なシンポジウムとなりました。

 

開催日時 令和6年10月29日(火)
シンポジウム:13時30分から17時00分 懇親会:17時30分から19時00分
開催場所 ホテル グランフォーレ

 

■開会挨拶
愛媛大学
仁科 弘重 学長

■来賓祝辞
文部科学省 科学技術・学術政策局
産業連携・地域振興課 地域連携室
迫田 健吉 室長

四国経済産業局
地域経済部
熊野 哲也 部長(局長代理)

愛媛県
菅 規行 副知事(知事代理)

愛媛県
菅 規行 副知事(知事代理)

四国中央市
篠原 実 市長

 

基調講演

「新しい日本銀行券のコンセプトと偽造防止技術」

独立行政法人 国立印刷局 銀行券部
城村 圭佑 氏

 令和6年7月3日に改刷された日本銀行券(お札)のデザインコンセプトと搭載されている偽造防止技術について講演いただきました。新紙幣にはユニバーサルデザインが取り入れられており、新たな偽造防止技術として高精細すき入れや3Dホログラムが搭載されていること等を解説していただきました。

城村 圭佑 氏

 

学内紹介

「愛媛大学の地域連携活動を推進するための組織改編」

愛媛大学理事・副学長 イノベーション創出院長
杉森 正敏

愛媛大学理事・副学長 研究・産学連携推進機構長
満田 憲昭

愛媛大学 南予水産研究センター長
松原 孝博

 令和6年度より愛媛大学にて機構再編が行われ、新たに『イノベーション創出院』と『研究・産学連携推進機構』が設立されました。
 杉森院長から、イノベーション創出院設立の背景と目的、イノベーション創出院に属する4つのセンターについて解説しました。
 満田機構長から、新たに設立された研究・産学連携推進機構は、愛媛大学の研究企画から研究成果の社会実装に関してサポートするとともに、地域と密着した研究を行い、貢献し続けるための組織作りを担っていくと解説しました。
 紙産業イノベーションセンターと同じ地域密着型研究センターとして活動している南予水産研究センターの松原センター長から、スマの完全養殖技術の開発及び『媛スマ』としてブランド化に成功し地域産業に貢献した事例の紹介を行うとともに、『赤潮プランクトン早期検出システム』の開発による漁業被害低減への取組等について解説しました。

 

杉森 院長

満田 機構長

松原 センター長

 

講演1

「診断・検査用ペーパーデバイスの開発」

イトマン株式会社
鎌田 貴志 氏

 紙産業イノベーションセンターと共同研究を行っているイトマン株式会社から、患者自身が簡易に診断を行える『診断・検査用ペーパーデバイス』の開発について講演いただきました。この講演では、デバイスに用いられる紙製流路について抗体定着性や発色性能、強度の向上に成功した事例を報告するとともに、紙製流路が多くの分野に応用できる可能性について紹介がありました。

鎌田 貴志 氏

 

講演2

「脱炭素社会の実現に向けたパルププラスチック複合材の開発」

愛媛大学 紙産業イノベーションセンター
特定研究員 潟岡 陽

 プラスチック使用量削減の実現に向け、プラスチックの一部を植物素材に置き換えた『パルプ/プラスチック複合材』の開発について講演しました。この報告では、パルプの表面処理を工夫することでパルプとプラスチックの複合に成功した事例や、複合材の効果、表面処理技術のラミネート紙への応用展開について解説しました。

潟岡 特定研究員

 

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