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10/2・3 ふじのくにセルロース循環経済国際展示会に出展しました

 令和5年10月2日(月)、3日(火)に静岡県富士市のふじさんめっせ大展示場でふじのくにセルロース循環経済国際展示会が開催され、川之江造機株式会社と共同でブースを出展しました。

 

 紙の原料であるパルプをはじめとする植物繊維を、ナノメートルサイズ(10億分の1メートル)まで解繊することで得られるセルロースナノファイバー(CNF)には、軽量、高強度、高粘度などの特長があります。その一方で、非常に微細で含水率が高いために、ろ過や遠心分離による脱水は困難であり、加熱による脱水ではエネルギーコストがかかるといった課題があります。そこで、紙産業イノベーションセンターでは、抄紙技術を応用してCNFを非加熱で脱水する基本技術を開発しました。その後、企業や愛媛県の方々と共同で、CNFを連続脱水し、シート化する装置を開発しました。現在は、川之江造機株式会社と装置の実用化に向けた共同研究を行っています。

 

 展示会では、川之江造機株式会社の方々と開発した装置の紹介に加え、現在、紙産業イノベーションセンターで取り組んでいるバイオマス関連の研究(柑橘果皮CNFに関する研究や製紙廃棄物の利活用に関する研究など)についてポスター展示を行いました。

 

 


                    ブース出展の様子

 

 

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