12/1 第18回バイオマス科学会議にて潟岡 陽特定研究員が ポスター賞を受賞しました
11月30日(水)~12月1日(木)、群馬県前橋市で第18回バイオマス科学会議が開催され、 潟岡 陽特定研究員がポスター賞を受賞しました。
会議では『異なる粉砕法によるリサイクルパルプ/ポリエチレン複合材料の機械的特性』と題して研究成果を発表しました。
本研究は、石油を原料とするプラスチックに、古紙パルプを主としたバイオマスフィラーを添加することによる減プラスチックの実現と、『紙』のプラスチック産業での新規用途展開を目標にしています。
従来、牛乳パックのようなフィルムがラミネートとされた耐水紙は、パルプとポリエチレンフィルムを分離してリサイクルされるのに対し、本研究では、耐水紙を直接粉砕したのち、ポリエチレン樹脂と混練・成形することで、リサイクル工程を簡略化しています。
また、耐水紙の粉砕方法と、得られた複合材料の力学特性を調査したところ、せん断速度の速い乾式粉砕にて引張強度が向上することを見出しました。
ポスターセッションには25の大学や研究機関が参加しており、ポスター賞は発表者と来場者の投票により選ばれた上位3つの発表に授与されました。