センター概要
本センターには3部門1室を設置して、紙産業の発展に資する総合的・学際的研究の推進を図っています。
製紙技術研究部門
製紙工程・紙加工工程における課題解決や新製品開発に向けた研究を推進するために、製紙原材料や塗工材料の改質、原材料処理技術の高度化、抄紙技術、塗工技術、紙加工技術の改良・開発に関する研究を実施します。
新たな製紙技術の導入や実用化に関しては、製品品質の均質化が重要であることから、各研究ステージの連接性を確保しながら研究開発を展開します。
紙製品研究部門
製紙技術の高度化や機能性材料の複合化による新たな紙製品の開発を実施します。製紙技術の高度化に関しては製紙技術研究部門からの研究成果を、機能性材料の複合化に関しては機能性材料研究部門からの研究成果を活用して、原材料への機能付加、シート内への機能担持、シート表面への部分的機能付与等により、効果的な機能発現のための手法を開発します。
機能性材料研究部門
新たな機能性材料の開発や効率的な生産に関する研究を実施します。機能性材料の開発においては、各種原材料の物理的特性、光学的特性等の評価、並びに構造解析を行い、新たな機能を探求します。
地域連携・研究支援室
企業と共同で研究を進めるに当っては、共同特許出願や大学と企業間における連携調整が必要となるため、地域連携・研究支援室が中心となって開発技術の迅速、かつ円滑な技術移転及び実用化を目指します。さらに、自治体(愛媛県や四国中央市)や四国経済産業局と連携して、産学官連携型大型プロジェクトの推進や新製品の社会実装を図ります。
紙産業イノベーションセンターは、大学院理工学研究科、農学研究科、及び医学系研究科所属の教員と技術連携を取りながら、効率的・効果的な研究開発の推進を図ります。