受験生の方へ

 

コース概要

近年、紙産業界は経済のグローバル化が急速に進んでおり、複雑多様化する紙産業の将来に対応するためには、企業活動のさらなる発展に向けた研究開発機能の強化およびそれを支える人材養成が必要です。
「バイオマス資源学コース」では、グローバルな視点で課題を考察し、かつ地域に根ざした課題解決策を提案できる、知識とマネジメント能力を備えた人材を養成します。

養成する人材像

① 紙産業の現場を理解した人材

紙に関する専門知識の教授に加えて、地元企業の協力のもと工場見学やフリーディスカッションを行い、紙産業の現場を理解した人材を養成します。

② 技術力、マネジメント力、グローバルな経済感覚を併せ持つ人材

製紙・加工技術に関する技術力と、商品開発力、マネジメント力、グローバルな経済感覚を併せ持つ人材を養成します。

③ 自律して課題を発見・解決できる人材

課題を自ら発見し、技術と経営の知識を生かして自律的・多面的に取り組むことのできる人材を養成します。

④ 紙産業界の変革や創造に挑戦する人材

紙産業界の変革や創造に主体的に取り組むスペシャリストの養成を目指し、周辺環境の変化を察知して新しい紙製品・新分野創出ができる人材を養成します。

期待される効果

  • 技術技能の継続発展
  • 新しい紙機能の開発
  • 強力な新商品の開発
  • 新たな市場開拓

 

カリキュラム紹介

本コースは、①専門教育プログラム ②現場密着型実践教育 ③修士論文研究を通して、紙に関する技術と経営の深い知見、グローバルで幅広い知識・教養を備え、紙産業界の変革や創造に主体的に取り組むスペシャリストの育成に取り組んでいます。

 

  • 専門教育プログラム

    ① 専門教育プログラム

    「製紙概論」「バイオマス資源学論」「紙加工製品技術論」等の紙に関する講義や、外部より講師をお招きし「知的財産管理論」「特別講義」等の講義で技術・経営について学びます。

  • 現場密着型実践教育

    ② 現場密着型実践教育

    市内での現場見学にて技術と経営への知見を深めます。また、パイロットスケールの抄紙マシンを用いた製品製造実習では、原料の準備から加工までの一連の流れを体験することで、製紙・紙加工に対する理解を深めています。

  • 修士論文研究

    ③ 修士論文研究

    研究計画の立案能力と進捗状況の自己管理能力の習得を第一に取り組んでいます。社会人学生の場合、新技術の開発や所属企業の課題を修士論文研究のテーマとすることもあります。

キャンパス紹介

本コースは、四国中央市・紙産業イノベーションセンターを拠点に活動しています。紙産業イノベーションセンターの活動拠点となる建物は2つあます。愛媛県紙産業技術センターの交流棟内には実験室と講義室が2室あり、2018年に完成した紙産業イノベーションセンター新棟には、教員室、事務室、学生室、交流スペース等があり、集中して研究や学習を行う環境が整えられています。

愛媛県紙産業技術センター交流棟(外観)

講義室、実験室がある愛媛県紙産業技術センター交流棟(外観)

講義室

講義室

実験室①

実験室①

実験室②

実験室②

紙産業イノベーションセンター新棟(外観)

紙産業イノベーションセンター新棟(外観)

教員室

教員室

学生室

学生室

交流スペース

交流スペース

※紙産業イノベーションセンターは、紙産業に関する学際的な研究及び教育を行うことにより、紙産業の発展につながる研究開発を推進するとともに、地域社会の活性化と発展に貢献することを目的として、2014年4月に四国中央市に開設された研究拠点です。

 

研究紹介

本コースでは、紙産業界の製造現場で直面している課題や製品開発に向けた紙素材開発等の研究に取り組んでいます。詳しくは、紙産業イノベーションセンターのホームページをご覧ください。

 

アクセス・お問い合わせ

アクセス

三島川之江I.C.より車 5分
下図の愛媛県紙産業技術センター内にあります。

連絡先

〒799-0113 愛媛県四国中央市妻鳥町乙127
(愛媛県産業技術研究所 紙産業技術センター内)
TEL:0896-22-3230 FAX:0896-22-3231

 

  • 愛媛大学
  • 愛媛大学 農学部・大学院農学研究科
  • 紙産業イノベーションセンター

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