受験生の方へ

 

コース概要

近年、紙産業界は経済のグローバル化や急速な高齢化の影響で、技術者不足が深刻な状況にあります。複雑多様化する紙産業の将来に対応するためには、紙産業界のさらなる発展に向けた研究開発機能の強化と、それを支える人材育成が求められています。
本コースでは、製紙技術論等の「技術」に関する科目と、マネジメントやマーケティング等の「技術経営」に関する専門的科目を学ぶとともに、紙や紙産業の現場を理解するために企業見学や実習を多く取り入れ、自らの「五感」を使った学習を通じて紙製品の製造や経営に関する実践力を身に付けます。

 

カリキュラム紹介

紙産業コースでは、① 紙に関する理系の「専門的」な座学科目に加えて、② 技術や製品を世に広めるための紙以外の「文理融合」の幅広い科目を履修することができます。また、座学のみならず、③ 「五感」を通じて材料や製造工程を学ぶ実習系科目、④ 製紙・紙加工の「現場」を訪問して産業の現状を学ぶ学外開講型科目、⑤ 自ら課題を設定して取り組むプロジェクト科目や卒業研究等の「課題発見・解決型」科目を連動させることで、学んだ知識を自ら活用し、地域産業の課題を解決するための実践力を養います。

 

 

 

キャンパス紹介

1・2年次は松山市の城北キャンパスで学びますが、3年次以降の専門教育からは四国中央キャンパスに拠点を移します。四国中央キャンパスにはコース専用の講義室や実験室があり、集中して研究や学習を行う環境が整えられています。また、学生個々のデスクや交流スペースも設けられています。 四国中央キャンパスの紹介動画はこちら

講義室、実験室がある愛媛県紙産業技術センター交流棟(外観)

講義室

実験室①

実験室②

紙産業イノベーションセンター新棟(外観)

教員室

学生室

交流スペース

 

研究紹介

紙産業界では、電子媒体の急速な普及や経済の急激なグローバル化、国内人口の減少に伴う紙需要の低減などの課題があり、新規需要の開拓と海外製品との差別化が求められています。一方で、紙製品は、電気・電子分野、自動車分野、医療・介護分野、食品分野等でも広く使われています。紙産業コースでは、紙素材や製紙技術を活用して、今までにない新しい紙および紙関連製品の研究開発を行っています。

インキ消去機能紙の開発 ~ ボールペンで書いた文字を消しゴムで消せる タイマー機能付の紙の開発 ~
研究の詳細はこちら

医療診断や環境汚染に迅速に対応できる紙製分析デバイスの開発
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いろいろな部品にセルロースナノファイバーや紙の廃棄物から作られた新規紙技術を利用した音響特性の高いウクレレ
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バショウからつくられた透明度の高い新しい和紙
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水をきれいにする紙
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イヨカン外皮CNFが配合された化粧品類(ハンドクリームやハンドジェルなど、株式会社アイテックの試作品)
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就職・進路情報

卒業生の多くは地域の紙関連企業へ就職していますが、就職・進路は多岐にわたり、様々な業界で活躍しています。

 

アクセス・お問い合わせ

アクセス

三島川之江I.C.より車 5分
下図の愛媛県紙産業技術センター内にあります。

連絡先

〒799-0113 愛媛県四国中央市妻鳥町乙127
(愛媛県産業技術研究所 紙産業技術センター内)
TEL:0896-22-3230 FAX:0896-22-3231

 

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  • 愛媛大学 社会共創学部
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